いかがでしたでしょうか。
ケーススタディでは、会話調で様々な受け答えをシミュレーションしました。実際ここで扱ったのはごくわずかのケースで、同じような事例でも抱えている問題は人それぞれです。想像力を働かせていろいろな受け答えをイメージすることが、カウンセリング上達に必要です。
また、ケーススタディは実際に自分で作ることもでき、それによって様々な技術の復習を行うこともできますし、人の悩みを想像する練習にもなります。以下に様々な問題を抱えるクライアントの例を挙げましたので、紙かパソコンを用意して、今回のケーススタディの例のように会話を作ってみてください。
返答のひとつひとつを吟味することで、確実にあなたのカウンセリング力は向上していくでしょう。
クライアントの例
- 就職活動がなかなか上手くいかず、絶望感に浸っている4年生の女子大学生(21歳)
- 仕事をしない部下(28歳男)との関係を改善して上手にマネジメントをしたいと考えている管理職の男性(40歳)
- 人と関わることが苦手で、仕事以外の趣味がなくて毎日が退屈で生きている気がしないと感じている35歳男性
- 同居している息子が働かずに実家に住み着いているのを、なんとかして自立させたいと考えている50歳女性
- もっとやりがいのある仕事をしたいと考えているが、転職に踏み切れずまよっている32歳女性
- 学校でいつも喧嘩してしまい、友達と仲良くなることができず孤独になりがちな男子中学生14歳
- 過去の経験によって男性と話すことを怖がってしまい、ほとんど口を聞くことができない26歳女性
- 度重なる出来事に人間不審になり、誰にも心を開けないと悩む男性経営者(45歳)
- 何をやってもすぐに辞めてしまい続かないため、人にカウンセリングに行けと言われてしかたなく来たフリーター男性(27歳)