終わりに

折衷主義の立場からカウンセリングを学んできましたが、「カウンセリングとは」というものが徐々に掴めてきたのではないでしょうか。
冒頭のカウンセリングの定義を自分なりに表現することができれば、あなたもカウンセラーの仲間入りです。

心理カウンセリングスペシャリストでは、初心者カウンセラーの方の入門にふさわしいように、それぞれの概要を一通りさらった上で実際のカウンセリング技術も学びました。
折衷主義ではバランスよく学ぶことで、職業カウンセラーでない一般の企業の管理職の方や教育職にある方でも活用しやすいでしょう。

各理論にはそれぞれ専門の学会や研究機関があります。特に理解を深めたいと感じた療法については、専門機関で学んでいくこともよいでしょう。

各章ごとの練習問題をやりながら理解をしっかりと深めることでより記憶の定着をはかり、理解したことを人に伝えていけるまで浸透させていってください。そして、試験に合格したときには入門カウンセラーとして自信をもって新しいスタートを切ることができるでしょう。

今後の活用と願い

最後に、カウンセリングは学問ではなく実技です。そのため、どれだけ実際にここで学んだことを意識しながら日常生活で使っていけるかが、学んだことの価値を最大にします。
何度でも復習しながら、日常の機会に学んだ知識を適用していってください。コミュニケーションの技術ひとつとっても、カウンセリングを知っている人とそうでない人では大きな差が出るでしょう。

「なんだか、話しやすい人だな」という印象だけで家族・友人関係から職場での関係・仕事の成果まで大きく変える可能性があります。
ここで学んだことは、少しの心がけ次第で大きな財産になるはずです。

 

途中のコラムでもお伝えしたしたように、資格はこれからの活用が大切です。

また、より使える生きた知識にしていくためにも、関連する知識を学んでより深い理解をしていくことも必要になってきます。

セミナー講師&教室開催マスター特別講座で仕事への生かし方を学習して、実際に先生として活動を始めてみたり、

様々な関連資格を取得して理解を深め、より使える知識にして自分自身の生活を豊かにしたり、人にもっと上手に伝えられるようにしたりと、これからもっとたくさん学べることも、素敵なこともたくさんあります。

 

皆様がカウンセラーとして、またはカウンセリングの知識を活用する者として、少しでも多くのクライアントや周囲の人の役にたち感謝される、素晴らしい活動のきっかけになることを祈っております。