ケーススタディ2-5

① 苦手を解決すればいいので、「次回から女の子と話すためのトレーニングをしましょう」と伝え、カウンセリングで練習することを薦める

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Co:Bさんは単に、話すということに慣れていないだけだと思われます。なので、次回から少しずつ上手く話すためのトレーニングを一緒にやっていきませんか?

Cl:あ、はい。ありがとうございます。練習すればできるようになるんですか?

Co:絶対とは言いませんが、多くの人はだんだん慣れてくるものですよ。

Cl:そうなんですね。なんだか少し元気が出てきました。また、よろしくお願いします。

 

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解説

この選択肢は、行動療法に基づく対処を目指した方法です。正式カウンセリングではこのようにすぐに対処法に移ることはしませんが、今回のパターンのように悩みが明確で、対処法もある程度想定される場合にはこのような対応をすることで、結果的に早くクライアントの問題の解決を目指すことができる場合もあります。

この際に注意しないといけないのは、厳しいことを行うわけではないよ、ということを伝える必要があります。

あくまでクライアントの問題解決を手伝うために、少しずつ援助していくという姿勢が必要です。