カウンセリングを学びたいと思った動機はなんでしょうか?
- 「人の悩みを解決できる人になりたい」
- 「企業や学校などで頼れる存在になりたい」
- 「心理学を活用できるようになって人間関係を解決したい」
などなど、人それぞれ幅広い目的があるかと思います。
心理学に注目が集まり、コミュニケーション不足が指摘される現代において、人との関係性を築くプロであるカウンセラーには強いニーズがあります。
カウンセリングのスキルは、専門のカウンセラーのみならず人と関わる多くの職業にとってだけではなく、家庭や友人関係などプライベートでも非常に役に立つスキルなのです。
これだけ多くの注目を集める一方で、心理学もカウンセリングを解説したものの多くは安易な心理テクニックに終始してしまうことも多く、一般の人には「カウンセリングって占いみたいなもの?」というようなイメージを持っている人もいるかもしれません。
こういった状況の中、目先のテクニックだけの心理学を脱して本格的なカウンセリングを学ぶことができれば、周囲の人との差をつけてあなたの人生を大きくプラスに進めていくことができるはずです。
カリキュラムの目的
本カリキュラムでは心理学・カウンセリングを初めて学ぶ方のために、基礎を一通り抑えて重要なキーワード・概念を理解できるようにし、最終的にはカウンセリングの入門者として実際にカウンセリングができるようになるまで噛み砕いて理解できることを目指しました。
したがってカリキュラムの内容は、原則として実際のカウンセリングを想定して作られました。個室で、来談者と1対1で面接を行って進めるカウンセリングです。
人間関係の基本は1対1の関係ですから、ここで学んだ技法は家庭などのグループ内でも使えますし、組織のマネジメントの際に応用していくようなこともできるでしょう。
学習の仕方
カリキュラムには多くの専門用語が登場します。できるだけわかりやすい表現を心がけていますが、説明の際には前項で説明した用語は理解している前提で話を進めていくことになります。
さながら教科書・問題集を進めるように、復習をしながらひとつひとつしっかり理解を深めた上で進行していくことが理想です。
各章の末には章で扱った内容についての確認問題が付属しています。章ごとの内容を理解できたかどうか確認し、わからない内容があったらページを戻って再度読み込むということをするとよいでしょう。
それでは、一人前のカウンセラーへの学習を始めていきましょう。