Cl:娘は高校生なのですが、最近帰りが遅くて、そのことを注意しても全く話を聞かずに部屋にこもってしまうんです。朝も早く出て行ってしまうし、ほとんど会話らしい会話をしていなくて、何をやっているかわからなくて心配で。。
Co:それはとてもわかります。私にも実は娘がいるのですが、高校生のときには本当に言う事を聞かなくて大変でした。
Cl:そうなんですね。やはりそのくらいの歳だとみんなこういうものなのでしょうか?
Co:そうですね、皆さんそれくらいの年頃の方は同じように悩んでいますね。私もとても悩みましたが、時間が立てば解決したのでよかったです。
Cl:それはよかったですね。カウンセラーさんの娘はどのような状態だったのでしょうか..?
—– 解説 —–
このパターンの回答も初心者は気をつけなければいけません。
どの程度自己開示をしてよいのかは理論にもよりますが、どの場合でもカウンセリングは単なる世間話とは異なります。基本的に、相手のためになるのでなければ自分が言いたいことや関係のないことは言わないのがセオリーです。
今回のパターンでは、いつの間にかカウンセラー側が一方的に自分の経験を話す場になってしまっています。
ただ、こういったリアクションによって親近感が沸き、人間関係が出来ることによってより思っていることを聞きやすくなるという場合もあります。
それでも人間はしゃべりたくなる生き物ですので、必要以上のことは言わない心構えのほうが望ましいでしょう。