Cl:そうですね。。それで言うと、ちょうど1年前頃に夫が転勤になりまして、単身赴任をするようになったんです。その頃は夫も20:00頃には家に帰ってきていましたので、家には私と夫が二人いる、という状態でした。
Co:なるほど、旦那様が転勤されて環境が変わったのですね。他に思いつくことはありますか?
Cl:うーん。他には、帰りに窓から見かける娘の友達が、1年前と違う別の子たちになっているように思いますね。なんていうか、派手な子たちになったというか。
Co:娘さんの交友関係が変わったということですね。
Cl:はい。そういえば、1回それを注意したことがあります。昔、家に友達を連れてきたことがあって。娘に「ああいう格好をしている友達と仲良くするのはやめたほうがいい」と言いました。
・・・
—– 解説 —–
それらしいストーリーが出ても、解釈を急いではいけません。今回はまだ他に原因がないか、できるだけ多くの情報を得るためにもう1回聞くパターンを行いました。
これを聞いて「他に思い当たらない」と言われた場合には1つ目の答えを深堀していくこともできますし、もっとより重要な情報が第2の答えにあるかもしれません。
このように、辛抱強く、かつ信頼感を与えるような形で聞いていくことが初期のカウンセリングには求められます。